
空想より科学へ―社会主義の発展
私は中道右派ですが、一応社会学部出身ですので、こうした古典作品も好きです。
この作品はマルクスの盟友エンゲルスによて記された、社会主義のパンフレット・入門書です。
(1)サン・シモン、フーリエ、ロバート・オーウェンに代表される19世紀の空想的社会主義の分析
(2)形而上学的思考に対する批判と弁証法的唯物論の優位性
この2点を前提とした上で、科学的社会主義の到来の必然性を説いています。
社会主義という思想が生まれる社会的背景、理論的根拠を理解するには非常に簡潔で分かりやすい本であると思いました。
逆に、19世紀当時社会と21世紀の今日の違いにこそ、社会主義の失敗の原因があるのではないかと考えさせられます。
参考:
フリードリヒ・エンゲルス「
フォイエルバッハ論」
「哲学者たちは世界をただ種々に解釈して来ただけだ、世界を変化することが問題であろうに」